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灰釉(はいゆう)
 草木の灰を溶媒とした釉薬のこと。灰釉の種類はその原料となる草木が多く、多少の相違はあるが、イス灰類・土灰類・藁灰類と大きく3つに分類することができる。
 イス灰類は、主に灰をつくる目的で草木を焼いたものなので、比較的鉄分が少なく使用釉薬は白色に近くわずかに淡青磁調で、染付の釉薬として適している。
 土灰類は、薪材の使用後に得た雑木の灰で、土石・鉄分などが混入しやすく非常に不純である。その釉薬は、酸化焼成では黄褐色になり、還元焼成では淡青緑ないし褐色を帯びた緑色になる。
 藁灰類は、珪酸質草木の灰類で、稲の藁を焼いたのち粉砕・水簸したもの。藁灰は通常真っ黒で炭粉のようである。一般には、土灰と混合して乳白色の不透明光沢釉として使用される。

(財)岐阜県陶磁器資料館
学芸部長 河合 竹彦氏 監修